2020年6月8日月曜日

タイムパラドクスゴーストライターを読んで。思い出した。

タイムパラドクスゴーストライターを読んで。思い出した。

新吼えろペンの最終回あたりで、
「人の作品を盗作してヒットするのはずるい」という問いに、
マルピーからは「漫画界では常識」「それを錬金術という」答えが。

そして、主人公の炎尾(ほのお)のアシスタントたちの活躍を見た
炎尾は、いろんな作品のウケているのをパクリまくりました。
「パクリってのはこうやるんだ」
その作品を読んだ人たちも
「オリジナルがどっちなのか、10年たったら全部わからなくなる」
「これが売れたら漫画界はダメになる」と心配したけど、結局売れました。

なんでこういうことをしたかと時をさかのぼると、

炎尾も「新人漫画家がデビューするのは大変と思うと」
「デビュー作くらいはパクっても許せるというもの」
「ウケている他人のふんどしで相撲を取ったとしても目くじらを立てるな」
「100人のファンを横取りはただのパクリ野郎だが1000万人のファンをつければ英雄だ!」
そして、あえて汚名を。

そして、売れに売れたから、炎尾も「そろそろオリジナルでやろう」と編集と相談したけど
編集は反対しました。

炎尾も他人様のパクリではなく
自分にとって意味のある原稿を1枚でも多く残したい、読者に伝えたい。

と編集に言いましたが「そんなのは趣味で描けー!」と言われました。
編集「この泥棒野郎、他人様の考えたものを楽して使って儲けやがって」
「人々の気持ちに責任を取らないで、勝ち逃げできると思うな!」
「読者の中には炎尾の作品がオリジナルだとだまされて信じ込んいる」
「10年20年たったあとに、先生のパクリ作品を懐かしく思い出す」
「でも、それでいい」「それが漫画界なのだから」と言ってます。

ちなみにこれ、本当は違う話を描いていたのですが、
編集の人から没を出されたので、全部描き直して
「かっこ悪いことをして終わる」と変更したようです。

きちんとした新吼えろペンの幻の最終回はあります。

まさか、約10年後にこんなものができるとは。

もしも、この漫画をそのまま描いて、少年ジャンプに持ち込みして編集の人に見せたら、
編集「これは盗作じゃないか」と言われても
作者「いえ、この作品を描いたのは俺です。」と言って
一切悪びれない人が現れたらどうするんだろう。

編集は「これは盗作だからダメ」と言うとは思いますが、
作者は「いえ、描いたのは俺ですから俺の作品です」と一歩も引かない人が来るかも。
そして、描いた作者は「この作品は良くて、何で俺の作品はダメなんですか」と問う人もいるかも。

そして、原作の人が怒ってきて、
描いた作者は「なんで怒ってるの、作品では肯定してるのに」と煽ったりして。

まあ、そういうことをする人は・・・いるかもしれない。

心に棚を作った結果なのか。
ここで逃げたら生まれてくる子供もこーゆー場面で逃げる男になるっ!
こじつけでもつじつまがあえばそれにこしたことはない!
素直に負けを認めた方が、早く明日って日がくるものよ。
知ってから考える!まず、知ることが先だっ!!知らんで逃げたら男がすたるっ!

島本和彦さんの言葉が凄い。

そういえば、アオイホノオという作品で、
主人公のホノオモユルは原作付きで漫画連載を始めることになったのですが、
その原作の原稿を読んでみるけど、ホノオの実力では、この原作を忠実に描けそうもないので
ところどころホノオが勝手にパロディやギャグを入れて違う作品でネームにして
担当に送ったら担当から「面白いから、その調子で描いて」という返答が、
ちなみに原作の人に対しては担当は「見せられるわけないだろ」と見せていないようでした。

もしかしたら、この漫画の原作は「こう書いている」つもりでも
作画の人が「原作を理解せずに勝手に一部内容を変えている」のかも。

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