本屋に行ったら、北斗の拳大解剖改訂版がありました。
まあ、大抵この手の本は、内容が間違えてたり、
いい加減な考察とか妄想で適当なことを書いてる本だろうなと思って中身を見てみました。
パラパラっとページをめくったら・・・。
なんと!北斗の拳のケンシロウ対ラオウの生原稿がそのまま掲載されていました。
ホワイトで修正した跡とかあって、「これは!私には価値がある!!」と
手のひら返しで、この本を即行で買いました。
たとえ、技とか、秘孔の誤字脱字、誤植があっても、それは気にしないと
気持ちは昂りました。
そして、家に帰って、その生原稿で描かれている、
ケンシロウvsラオウの描写を細かく見ます。
ちなみに掲載されていたのは、「闘気を撃つ!」の巻の回です。
っで、その原稿でやたらと目立つのが、青い線で描かれているのが気になりました。
背景とか、人物のアタリを青い鉛筆などで書いていたのでしょうか?
そして、コマ割り、ホワイトを使っているところ、トーンの貼りかたというか使い方
いろいろ見て、参考にしました。すごいな。
そして、ジャンプコミックスに収録されている、同じ話と、生原稿を見比べながら、
絵はここまで書いているけど、コミックスでは、ここまでしか印刷されていない
ということもわかりました。
はー、生原稿はここまで描いていて、本当にすごいなと思いました。
私にとって、これだけで十分に価値がある一冊でした。
っで、北斗の拳で毎回話しに上がるのが、原哲夫先生の漫画の絵ばかりなのですが、
できればでいいので、武論尊(ぶろんそん)先生が書いた、シナリオ原稿も
どこかの一話でいいので、どのようにストーリーを書いたのかも見てみたいと思っています。
実は、武論尊先生が書いた原稿は「こうなる」はずが、
原哲夫先生が少し話を変えて、ちょっと違う話にしたり、
どこかで見た話ですが、ケンシロウ対ウイグル獄長の戦いのとき、
武論尊先生の原稿にはない話で、ウイグル獄長が兜の角を引き抜いたとき
無数のムチがぞろぞろと出るというのは、原哲夫先生が勝手に考え変えた話だそうです。
本当かどうかはわかりませんが。
なんとなく、武論尊先生の原稿を読んで、原哲夫先生がどのくらい忠実に原稿に描いたのか
もしくは、話の途中途中を一部変えて描いたのか気になりました。
いや、しかし、こんな形で生原稿が見られるとは思いませんでした。
参考にはなりましたが、実際に自分の力になるかは別の話なんですけどね。
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